コロナ禍の London で暮らしてみて。

londonでの暮らし、ときどき気ままなヨーロッパ旅。目指すはイギリス国立公園制覇!

【Peak District】壮大なイギリスの自然を感じる国立公園。

Peak District(ピークディストリクト)国立公園は、15か所あるイギリスの国立公園の中でも最初に指定されました。

 

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イングランドの中央部に位置し、ロンドンからだと車で3時間ほど。

拠点となるマンチェスターへは電車で2時間半、Victria Coach Stationからコーチ(長距離バス)も出ており4時間ほどで行けるためアクセスがし易いのも特徴です。

 

コーチは格安で往復チケットが買えるので、費用を抑えて旅行したい方には絶対におススメ!!

イギリス最大手のNtional Express(Coach Travel & Airport Transfers | National Express)はもちろん、今回私が利用したFlix Bus(Bus London ↔ Manchester | FlixBus)は最安だとイギリス国内各地に往復£2で行けるのでめちゃくちゃお得です!

今回は往路朝8時ロンドン発、復路を2日後の午後2時マンチェスター発の便を£14で予約しました。直前に予約しましたが、早く予約するともっと安いです。

 

朝8時に出発すると13時過ぎにはマンチェスターに到着するので、午後は十分にマンチェスター市内を観光出来ます。

 

今回も格安旅行だったので、もちろんホステルのドミトリー部屋を予約。

マンチェスターには格安ホステルが少ないので、一人旅で費用を抑えたいと思うと宿泊先の選択肢は少なかったです。

予約したホステルはManchester Piccadilly駅のすぐ前だったのでロケーションは抜群でしたが、チェックイン時にはカウンターに誰もおらず(因みにオフライセンスのショップが併設されており、ショップのレジがチェックインカウンターになっていました。)掃除係の女性に声をかけるとスタッフを電話で呼び出してくれましたが5分程待ちました。

 

窓ありの8ベッド女性専用ドミトリー部屋を予約しましたが、案内された部屋は地下の窓がない12ベッドの部屋でした。同部屋には誰もいないようで怖さを感じたのでカウンターに戻り、予約したのは窓がある部屋だと説明すると「あ~間違えていたよ。」と別の部屋に再度案内してくれました。この緩さは海外らしいですよね~~(-_-;)

部屋には他に4人の女性が泊まっていて、みんな一人で来ていました。

 

この日はサクッと街を歩いて、明日のピークディストリクトに備えます。

 

翌日は朝7時半からセルフコンチネンタルの朝食が用意されていたので、そちらでお腹を満たしてから出発です。

 

ピークディストリクト国立公園はいくつかの駅を拠点とすることが出来、それぞれの場所で違った景色を楽しめることも魅力。

 

主に拠点になるのは、Buxton、Bakewell、Eyam、Hope Valleyなどです。

Manchester Piccadilly駅~Sheffield駅間にHope Valley Line(Hope Valley CRP | EMR | East Midlands Railway)が通じているのでどこを拠点にするにも便利です。

 

今回はとにかく自然を歩きまくろうと思っていたので、人が少なそうなHopeを中心にしました。ManchesterからHopeまで往復で£13でした。毎回無計画ルートなので、帰りは別の駅からになるかもと思いましたが、片道でも同じ値段だったので往復切符を購入。

 

駅構内にあるSainbury'sで軽食と水を購入し、電車へ乗り込みます。

いざ、ピークディストリクトへ!!

 

Manchesterを出発するとすぐに大自然が広がってきます。

11月中旬ということもあり、少しどんよりした曇り空が続きます。

そんななか約1時間ほど乗車していると空が晴れてきました!

Hope駅に行く予定でしたが、一駅手前のEdaleの駅から見える景色があまりにも綺麗で思わず電車を降りてしまいました。


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国立公園内にはFootpathと呼ばれる歩行者用の道が整備されているのでどの駅で電車を降りてもそこから歩いていけるようになっています。

 

Edaleの駅でGoogle mapを見ながらなんとなく行き先を決めていきます。

登山をする人だと細かく時間とルートを決めるんでしょうけれども、私の場合ルートを決めても毎回途中で気になる道が出てきてそっちに進まずにはいられない性格なので、なんとなーーく方向だけ決めます(そのせいで何度も遭難しかけてます、、、)。

 

Edaleの駅の横にInformationを兼ねたカフェがあり、無料でマップがもらえました。

まずは最初に目指したHope駅の方向を目指して歩き始めます。

駐車場を超え、少し道なりに進むとFootpathのサインが見えてきました。これさえ見つけられればこっちのモンです!

ファームを抜けていくと木製の柵があり、そちらを超えてどんどん進んでいきます。


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しばらく進むと道が分かれており、一方は目的地のHopeへ。もう一方はMan Torへと続く道でした。

 

Tor(トー)とはゴツゴツとした岩山という意味で、イギリス北部やスコットランドの国立公園内の山に名付けられているのをよく見かけます。

 

もちろん私はMan Torの方へ。(え、Hopeちゃうんかーーい!)

 

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道を進んでいくと道がぬかるんでいたり、水たまりがあったり、特に避けて通れないのが羊と牛の糞です。これはどの国立公園でも同じなので慣れっこですが、靴は必ず登山靴か防水の靴をおススメします。通常のスニーカーだと濡れた後に冷えてしまい、歩き続けるのが辛くなってしまいます、、、。

 

山を登っていき、頂上へ到着。


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風が強く、かなり寒いです!

他の山と峰が繋がっているので重装備で歩いてきている人も多かったのですが、途中にカーパークもあるので、そこから歩いている人もちらほらいました。

夏のピークシーズンはかなり込み合っている場所のようですが、この季節はオフシーズンだったので人も少なくて良かったです。

 

パラグライダーを楽しんでいる人の姿も。

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峰に沿って続いているFootpathを進んでいくとBack Torに続いています。


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Back Torは崖のようになっており上から素晴らしい景色が見渡せるのですが、高所恐怖症の私は足がすくんでしまいギリギリの所までしか行けませんでした。

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Lose Hillに到着するころ丁度昼過ぎでお腹が空いてきたのでここで休憩。

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持ってきていた軽食を食べましたが、なんとも風が強くゆっくりしていられず景色を堪能する間もなく10分程で再び歩き始めました。

 

位置を確認するとHopeとCastletonのちょうど間あたりだったので、Castletonを経由してHopeに向かうことにしました。

 

山の上から見える景色は、牧場ごとに草の色が違っていてパッチワークのようになっており、なんとも素晴らしい景色です!

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14:30 Castletonに到着するころには日が傾き始めていました。

CastletonはB&Bやパブがあり、ここを拠点に休暇を楽しんでいる方も多そうです。


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Peveril Castleの裏にはCave Daleという洞窟の間を歩くことが出来るようになっています。

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こちらもFootpathに繋がっているのでそのまま進むことが出来ますが、日が沈むと危険なので少し歩いたあとはCastletonまで引き返しました。

この地域には洞窟を利用したアトラクションもあり、登山やハイキングをしなくても家族連れやカップルで楽しめそうです。

 

CastletonからHopeまではFootpathが繋がっていて、平坦な道を1時間かからずにハイキングが楽しめます。こちらのFootpathもまた牧場を突っ切っていく道なので羊たちの間を歩きます。


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イギリスではよくある風景ですが、日本ではなかなかない体験なのでそれもまた面白いです。

 

Hopeに到着するころにはすっかり日が暮れており、コーヒーでも買おうかとカフェに寄ってみたものの全て閉まっていたので諦めて駅へ向かいました。

 

駅に到着するとタイミングよく10分後に電車が来ました。

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イギリスの郊外だと夕方には電車がなくなってしまうことが多いのですが、Hope Valley Laneは通勤通学など市民の生活にも欠かせない交通手段となっていて、24時前まで電車が動いており本数も多いので、日照時間が長い夏でも困ることはなさそうです!

 

Hopeまでの往復切符を買っていたのでそのまま電車に乗り、Manchesterまで帰りました。

 

 

この日のタイムライン、

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1日の終わりに歩数を確認すると、44,000歩でした!!

歩いたな~~~!!!

 

 

イギリスの国立公園は高い木が少なく、美しい景色が見られるのが特徴です。私はFootpathをかなり頼りにしていて、地図がなくてもそれ通りに進んでいくとどこかしらには着くのも良いところ!笑

羊や牛などの動物を間近にしてハイキングを楽しめるのも魅力です。

やっぱり大好きだな~と改めて感じることが出来ました。