【Lake District 湖水地方 】⑥至上ナンバーワンの美しさ!!Yew Tree Tarn(ユー・ツリー・ターン)~Coniston(コニストン)
Torn Howsを囲むように整備されたウォーキングコースをぐるっと一周し始めてすぐに、湖から山の方へ小川が流れていました。
丸太を渡して橋になっています。
ガイドブックに載っていないという言葉が大好物の私は、ワーキングコースから逸れたその小川沿いを迷わず進みます。Waterfall(滝)の矢印があったような、、、。
とにかく、この選択が大正解だったのです!!!!
小川に沿った山道を進むと、だんだん森の中に入っていきます。
透き通った水が太陽の光でキラキラと流れていて、なんとも気持ち良いです。
子供連れの家族2組に出会ったくらいで、人の姿は少ないです。
しばらく歩くとTom Gillという滝が現れました!
滝といっても大きいものではないのですが、マイナスイオンをたっぷりチャージ出来る美しい滝です。
出会った家族連れはここが目的だったようで、また来た道を戻っていきましたが、一度通ったところを戻るのもおもしろくないなぁ~、、と思い、私は目的も決めずTern Howsとは反対方向を目指しました。
日本の地元にも自然が多くあり、山登りや探検のようなことをよくしていたのですが、やっぱりどこか違った雰囲気が感じられます。
小川の流れを目印に歩いていくと、車道に出ました。ここまで、Tern Howsから30分くらいだったかと思います。
車道沿いには歩きたくないなぁと思い、Google mapで近くのバス停を探そうとしたのですが、山の中なので電波がなく(慣れていますが笑)詳細検索が出来ず、、、。
とりあえず近くの湖に行こうと決め、何の前情報もなく詳細がわからないまま、なんとなく一番近くの湖に向かって歩きました。
一応フットパスを歩いたのですが、ずっと誰も通っていなくて整備すらされていないんだろうなという、まさにいばらの道でした。
歩くこと5分程でYEW TREE TARN(ユー・ツリー・ターン)の看板が見え、入口になっている木の橋を渡った瞬間、心臓がドキッとなりました。
その湖は遥かに想像を超える美しさだったのです。
静かな水面がミラーになっていて空の青を綺麗に映しており、静寂のなかで時々鳥のさえずり、遠くの方に聞こえる車の音。ただその空間には私しかおらず、目の前で見ているそのものを独り占め出来ている多幸感で泣きそうなくらい、胸がいっぱいになりました。こんな絶景を偶然に発見できた喜びが押し寄せてきました。
小さな湖の周りを歩いていると、映画の世界に迷い込んだかのような気持ちになりました。
全く飽きることがない景色だったのですが、時刻は4時を過ぎており、帰路を考えないと終バスに間に合わない時間になっていたので、Coniston(コニストン)に向かって歩くことにしました。
map上では出発地点のHawksheadまでと同じくらいの距離だったので、その時間を計算しつつ歩いていくたのですが、途中車道しかない道があったり、フットパスの矢印がなくなっていたり、羊の大群の中を突っ切っていったりと思い通りに進めずに大幅に時間ロス。
もうGoogle mapは頼りに出来なかったので、なんとか見つけたフットパスを信じて山の中を歩いていると、なんだかジュラシックパークのような雰囲気に。
さっきまでの焦りが嘘のように、すぐにワクワクした気持ちが戻ってきました(単純です笑)。
そうしているうちにConiston(コニストン)に到着。時刻は18:00で予定していた倍の時間かかってしまいました。
Conistonは小さなビレッジですが大きなお屋敷がたくさんあります。
家族連れも多く、近くにはConiston Waterという湖があり避暑地のような場所です。
19世紀のイギリス・ヴィクトリア時代をを代表する評論家・美術評論家であるジョン・ラスキンにゆかりのある土地としても知られ、ラスキン博物館では関連する資料が展示されています。
この日は博物館の横のホールでアンティークマーケットが開催されていたようで、私が到着したころには片付け始めていたのですが少しだけ入ってフラワーベースを購入。
バス停で時刻表を確認すると、最終バスが1時間後でした。
すれ違う人たちがジェラートを食べているのを見て、少し肌寒くなっていたのですが私も真似して購入。美味しかった♪
近くのミニショップ購入したビールを飲みながら「なんていい日だったんだ~」と浸り、終バスでWindermereまで戻りました。
Windermereに到着したころにはすっかり日が暮れていましたが、アドレナリンが出ていたのかまだまだ元気だったので、再び歩いてWindermere湖まで。
まだほんのり明るい空の元で見る湖は幻想的でとても綺麗でした。
ゲストハウスへの帰り道にTescoで夕食を購入。今回の旅の目的は食事ではないので、食費は節約。
ゲストハウスに戻ると、この日は別の宿泊客がいるようでほかの部屋や共同のキッチンにも電気が付いて、安心しました。
この日の歩数、37,000歩!!!